過去の俺等があったから今の俺等があるわけで。
      何も間違ってへん、間違った出逢い方してへんやん。
























      × MIXING ×



























      変な話。
      俺にも学生時代ってあってんねやんか。
      でもそんときは当たり前すぎて気付かれへんかってん。
      あー阿呆なこと考えとるわ、俺。


      レコーディングの合間に電話。
      結構ケナゲやなぁとか思ってみたり。
      眠いけどの声聞きたいから。
      ガシガシ目ぇ擦ったらちょっと涙出てきた。


      数回のコール音・・・と思いきや、流れてきたんはアニソン。
      なんやっけ・・・ほら、頭アンコの奴が出る・・・
      アンパンが飛んだり戦ったりするの何やっけ?
      あとで敏弥に聞いとこ。


      「もしもーし!京?」


      「俺の携帯からかけとんのやから俺しかおらんやろ」


      そうだよねーってケラケラ笑うの声。
      コイツには嫌味も通じんのかいな。
      別に凹めゆーとのんのやないけど。


      「あんな、明日の夜、ウチきぃへん?」


      「・・・」


      「なに?あかんのん?」


      「いや・・・京が下手に出てくんの珍しいなぁーと思って・・・」


      「あぁ?来るんか?来んのか?」


      「行きます行きます!」


      電話の前であたふたするを想像して笑いが出る。
      微笑みっちゅーか・・・バカにした感じ?
      えらいリアルに想像できんねんて。


      「ほな、そんときな・・・」


      「・・・へ?」
























      仕事終わっていつも以上に素早く帰り支度をする。
      飯食いに行こうって堕威くんの誘いも断って。
      明日の予定はメールで流せって井上をすり抜けて。
      とにかく急いでタクシーを拾う。

     
      やたら話し掛けてくる運転手。
      お前の愚痴とか聞いとる場合とちゃうねん、急げや。
      あ、でも間違いなく安全運転でな。 
      年末事故とか多して恐いねんなー。


      だんだん近付いてくるマンション。
      見慣れた景色がこうも嬉しいことなんかそんなあらへんやろ。
      ちょうど左に曲るとき、俺の部屋の明かりが見えた。
      ふいに合鍵が頭を過る。
      

      俺はタクシーを降りると急いでエントランスに向かった。
      カードを通して番号入力するとドアが開く。
      やけにぬくい空気が身体に絡みつく。
       

      しゃーないと思っとっても連打してまうエレベーターのボタン。
      すぐ開くて解っとんのに押してまう開のボタン。
      エレベーター降りて約20歩で部屋の玄関。
      なんとなく緊張して、ドアノブに手をかけた。


      「おかえりなさいっ」


      「ぅおっ!」


      ドアノブ回そうとした瞬間、ドアが開いてが飛び出してきた。
      こーゆー妙なとこで勘がえぇねんて、コイツ。
      

      「ただいま」


      なんとなぁーく温かい気持ちになる。
      いつもただいまとかゆう相手おらへんからやろか。
      一人暮らしなんにそんな相手おったら恐いわな。


      飛び跳ねるの頭をペチっと叩いて奥の部屋に誘導。
      寒いねんて、玄関は。
      

      リビングもそんなあったかいとはゆえへんけど、玄関よりマシ。
      わざとかなんかよー知らんけど低めに設定された暖房。
      

      「お前寒ないん?」


      「んー別に。外のが寒かったし」


      「そらそーやろ」


      「さっき点けたばっかだからあったまってないんじゃないかな?」


      なるほど。
      さっき来たばっかってことな。


      荷物を放り出して、特等席のソファーに座る。
      勢いよぉ座ったもんやから、ウォレットチェーンが無駄に跳ねた。


      「おつかれさま!」


      「ぉー。何ボケっと突っ立っとんねん」


      「あ、ごめっ、お茶でいい?それとも水?」


      「・・・お前は召使いかよ」


      照れたように笑う
      行動一個一個が可愛ぃて仕方ないとか結構末期やな。
      ちょっと内股気味の細い脚とか。
      照れたら手の甲で口許を隠す癖とか。
      すぐ真っ赤になる顔とか。
      全部が可愛ぇ、ものすごく。


      「ねぇ・・・あの・・・京?」


      「ん?」


      「あの・・・なんで"コレ"なの?」


      「あかん?」


      「や、そんなんじゃなくて、どーしてかなぁって?」


      「・・・解らんの?」


      ソファーに座ったままの手を握る。
      そのまんま腰を持って引き寄せた。
      勢いに任せて俺の上に倒れこんでくる
      抱え込むように肩に顔を埋めると、以前とは違うシャンプーの匂いがした。

 
      「なぁ・・・シよーや・・・」


      「もしかして・・・コレって・・・・」


      「そ。コスプレエッチ、してみたかってん」


      耳元で囁くと、真っ赤になって俯く顔。
      細い腰を強く引き寄せて、軽くキスをした。













      ―――ほな、そんときな・・・制服で来てくれへん?


      ―――・・・へ?


      ―――セーラー服、持ってへんの?


      ―――ゃ、中学のときのだったらあると思うけど・・・


      ―――じゃ、それで。よろしゅーな。
 








           


      

      「ゃぁ・・・」


      を座った俺の身体を跨ぐように膝立ちさせる。
      真っ赤になって俯いたを見上げるようにキス。
      開いた唇に舌を差し込んでしつこいくらいに絡める。
      歯の裏側を舌でなぞって口閉じれへんようにして。
      酸素を求めて出した舌の先に軽く歯を立てる。


      流れてくる唾液を舐めてキスで咥内に戻す。
      それでも舐めきれんかった唾液が口の端から顎を伝って。
      離した舌は濡れた銀色の糸で繋がれる。
      ヌラヌラ光る口許がイヤラシイ。


      「っは・・・きょ、ぉ・・・っ」


      さすがに中学んときの制服は小さいんか、上向くと臍見える。
      短めの裾から手を入れると、の身体が強張る。
      

      それを宥めるようにあったかい肌に手を這わせる。
      脇腹を下から上へ撫で上げる。
      何度も行き来するとしっとり汗ばんでくる肌。
      それさえも卑猥に思える。


      そのまんま少し硬いブラを手で押し上げる。
      制服ごと捲り上げて柔らかな胸を露わにする。
      

      「ゃッ・・ちょ、待っ・・・」


      「黙っとれって」


      俺の頭を押し返す弱々しい抵抗。
      の両手を後ろで纏めて、胸の突起を舌で突付く。
       

      ぷっくり立ち上がった赤いソレに歯を立てる。
      キツク吸うとの身体が仰け反った。
      胸から腹にかけて淡く染まった身体。
      全部愛しい。


      下唇を噛んでも殺しきれへん甘い声。
      それだけで自分の下半身が疼くのが解る。
      

      性急すぎるんは解っとる。
      でも愛撫一つにも過敏に反応する身体に抑えが効かんくなりそう。
      挿れたくて、の中に入りたくて。
      あの狭い肉の器官に包まれる自分を想像する。


      「ぅんっ・・・ぁ、あぁ・・っ」


      跨ったのスカートの中に手を忍ばせる。
      そこは下着の上からでもはっきり解るくらい濡れとって。
      欲しがっとんのは俺だけやないんやって、安心させられる。


      濡れた下着の上から秘所を指でなぞる。
      引っ掻くように、押しつぶすように。
      そのたび右手に感じるあったかい液体。
      

      「ぁっ・・・きょ、は・あっ・・・」


      「気持ちえぇんや?下、凄いことなっとんで」


      「やっ・・・そ、な・・・言わなぃ・・でっ」


      「見てみぃや・・・俺の手ぇまでグチャグチャやん」


      羞恥に震えるの顔が堪らんく好き。
      俺にだけしか見せへん顔やから。
      太陽みたいな笑顔が淫猥に歪む、俺の手で。
      どうしようもない征服欲と独占欲。


      下着を太腿あたりまでずり下ろす。
      イヤラシく蜜が糸を引く。

   
      ヌルヌルの秘所を何度か指で擦ってそのまま内部へ挿れ込んだ。
      キツク締め上げてくる肉感に無意味な安心感。
      グッっと付け根まで挿れて、指の腹で壁を擦ってみる。
      もっとってゆうみたいに収縮を繰り返す内部。


      指を増やして軽く抜き差しを繰り返す。
      その度止めどなく溢れてくる愛液。
      それを指に絡めて、の口許にこすりつけた。


      「っ?!やっ・・・ゃだッ・・・ぅうんっ!」


      「自分のやろ?舐めて綺麗にしぃや」


      「んんっ・・・ぅふッ・・・ぁ・・・」


      閉じた唇を無理矢理抉じ開けて濡れた指を突っ込む。
      厭々と顔を背けるの顎を掴んで固定する。
      咥内で混ざり合う愛液と唾液。
      クチュクチュと音を立てて俺の脳内まで刺激してくる。


      顎を伝う光る液体。
      混ざり合った体液を下の口で想像する。
      溢れる体液とそれに反応する精液。
      白く混ざり合って秘所を濡らす、想像。


      左手での細い腰を引き寄せる。
      ジーンズを開けて完全に反応した自身を秘所に軽く押し付ける。
      から零れる引き攣った声。
      ガクガクしとる脚をペシっと叩いてちゃんと立たせる。


      「なぁー・・・『先生挿れて』ってゆーてみて?」


      「なっ・・そんな、無理ぃ・・・ぁっ」


      フルフル首を振るたび、セーラー服の裾が揺れる。
      短いスカートで隠れた秘所。
      スカートから伸びる脚を伝う秘所から溢れてくる液体。
      猛る自身で隠れた秘所を何度もなぞる。
      

      入り口にグッと押し付けるとヒクヒク蠢くソコ。
      吸い付いてくるみたいに収縮しとるのが解る。
      それでも挿れたらんでイヤラシクソコだけを煽る。
      涎を垂らしながら喘ぐに欲情、欲情。


      「無理せんと、はよゆうて?」


      「ぁ・・・京、おねが、ぃ・・・」


      「京やあらへんやろ?往生際悪い子やな」


      「っあぁ・・・ふっ、ぁ・・・ッ」


      「ゆうて?」


      「セン、セ・・・早く・・欲し、ぃ・・・ッ」


      よく出来ました。
      唾液塗れの唇にキスをして。
      我慢出来ひんのは、俺の方。


      の脚を持って、そのまま腰を降ろさせる。
      グブッっと音を立てて内部に飲み込まれていく。
      

      ゆっくりした挿入にもどかしさばっか大きくなって。
      の脚を無理矢理引き寄せて、その反動で無理矢理全部を押し込んだ。
      俺の上に座るように受け入れさせる。
      急な挿入に胸元に顔を埋めて肩で息を繰り返す。


      繋がったソコから溢れ出す液体。
      さっきの想像がフラッシュバックしてくる。
      透明とも白とも付かない体液。
      その想像にさえ欲情する。


      「ひゃぁっ!ぁ、ぁあッ・・・んはっ・・・」


      息も整わへんの腰を掴んで一気に揺さぶる。
      下から突き上げて、突き上げて、突き上げて。
      逃げる腰に両手を回して逃がさんように。


      「やぁっ・・・ん、ぁッ、あぁんッ」


      「・・・・・・」


      もっと深く繋がりたくて。
      痛いくらい肌をぶつけ合ってもまだ足りひんくて。
      気が狂ったようにの身体を犯した。
      もっと深く、深く、深く、深く、深く。


      繋がった部分は酷くあったかくて。
      そこだけは本物みたいな気がした。
      溢れてくる体液は俺等の証明書みたいやと思った。
      愛とかそんな類じゃなくて、もっと、何か・・・もっと。


      「っあぁ・・・きょ・・はぁ、あっ・・ぅんっ・・・きょぉ・・っ」


      涙を溜めた目でまるで愛しいものかのように俺の名前を呼んで。
      頬に添えられた手は力無く震えとって。
      それを力強く握り返すと、俺を求めるようなキスが返ってきた。


      「ひゃぁッん!ぁあっ・・んはぁッ・・も、むりぃッ・・」


      「・・えぇよ・・イきぃー・・・」


      絡めあった舌と唾液。
      下で混ざり合う愛液と精液。
      せめて、分離せぇへんように・・・。


      痙攣した内部は痛いくらい俺を締め付けて。
      力の抜けた腰をこれ以上ないくらいに引き寄せて。
      奥に、少しでも奥に、と性を吐き出した。
      せめて、混ざり合って離れることあらへんように、と。

























      ぐったりしたの身体を濡れたタオルで綺麗に拭いてやって。
      中出しすんなって、安全日じゃなかったらどーすんのって軽く叩かれた。
      

      セーラー服を放って俺のんジャージに着替えさせる。
      センスえぇってゆわれてちょっと笑ってみたり。
      一緒にベッドに入って、照明を落として。
      綺麗に拭きあげた足を絡ませる。


      「ねぇー・・・京?」


      「ぁー?」


      「制服プレイ・・・好きだったの?」


      「・・・別に」


      たまに街中で制服を着た奴を見かける。
      卒業した俺にとってはやっぱ遠い世界やんか、制服とか。
      でもにとってはそれがあたりまえの世界で。
      なんか、急に寂しくなった。


      仕事柄毎日毎日会えるわけやない。
      バンドやっとる奴と学生やったらなおさらやん。
      世界が違うとか思いたないねん。
      でも制服着た見るたび世界の違いみたいなん感じんねん。
      

      こんなに傍におんのに。
      俺の見とるもんとが見とるもんが違うことくらい解っとる。
      そんなん誰とでもそうやんか、メンバーとか家族とかでも。
      でもそれがやから、寂しくなんねやろーな。


      「なんかさぁー・・・」


      二人で一個になったら、寂しないんかなぁ。
      絡めあった唾液みたいに、絡み合った体液みたいに。
      

      そんなん絶対無理やねんけど。
      絡めあった唾液も絡みあった体液も、俺等を裏切ることない真実。
      混ざりあっても許される数少ないもの。
      

      「京が同じ年だったら、いっつもこんな感じなのかなぁ?」


      セックスが終われば離れてまう身体。
      洗い流せばあったかかった痕跡さえ残らへん。
      それが悪いことと責めとるわけやない。
      やって当たり前のことやし、人間やったらそーあるべきなんやろうし。
      ただ、寂しいって思ったり。


      「でもさ・・・」


      こんなウジウジしとっても変わるもんなんかあらへん。
      どう足掻いたって俺は今更学生に戻れるわけとちゃうし。
      が俺と同じ立場に立てるわけもあらへんし。
      

      「それじゃこんな風にはなれなかったよね」


      「・・・なして?」


      「京がバンドやってて、私が学生で。だから今があるんじゃない」


      「・・・」


      「今が幸せだからさ、私はこのまんまでいーや」


      過去の積み重ねで生まれてく、今、この瞬間。
      過去の俺等があったから今の俺等があるわけで。
      何も間違ってへん、間違った出逢い方してへんやん。
      バカバカしーわな。


      「・・・せやな」


      身体が繋がろうと離れようと。
      その根本にあるのはへの愛しさ、愛情。
      分離しぃひんのはこの気持ちだけで十分やわ。






























      
      BE HAPPY・・・?

      ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

      5万打御礼リクで京威良様に捧げます!
      【ベットに入ると色々注文つけてくる京】というリクでしたが・・・如何でしょう?
      京くんが唯盛りに盛ってるだけのような気がしなくもないんですが(汗)

      京威良様のみお持ち帰りOKです!
      リクありがとう御座いました★



      20041231  未邑拝
      



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送