* 唯、其の愛に尽き。*












ん・・・なんや、まだこんな時間か・・・。

変な時間に目ぇ覚めてもうた。





横では・・・俺の左腕に、両腕をガッシリ絡ませて寝てる
そんな思いっきり掴まんでも、逃げたりせぇへんって・・・(苦笑)

でも、手には力入っとるのに・・・口・・・半開きやん。ヨダレ垂れそうやで(苦笑)



「・・・zzz」

「・・・・・・・・・」



コイツの寝顔をボーッと見ながら、妙に安心感を覚える自分。
こんな風に・・・なーんも考えんと・・・空気みたいになぁ・・・。

なんなんやろな。お前の顔見とると、ムカムカもイライラもスーッと消える。


何気なく、半開きの唇を引っ張ってみたりする(笑)
けど無反応。・・・おもろいな(ぇ)







ずーっとな・・・こうしてられたらえぇんやけど。



・・・・・・・・・。















「・・・くすっ(笑)」

「んんん・・・」



なんかようわからんけど、の笑い声でフッと目が覚めた。
ぼやけた俺の視界に映る、コイツの顔。



「・・・ん?」

「ねぇ、楽しい夢でも見てたの?なんかずっと笑ってたよ?」

「ん・・・夢・・・?」



夢なんか見とったっけ・・・?思い出せへんけど。
とりあえず、ボヤッとする目をゴシゴシ擦りながら、意識をハッキリさせようとする。

は、相変わらず俺の顔を見ながら、ニヤニヤしとって。

俺・・・そんなアホな寝顔してたんやろか。最悪やな。




「あんなぁ、お前やって・・・さっき寝とる間、ずっと口半開きやったやん・・・」

「え?嘘っ??」

「嘘や無いし・・・」



俺がそう言うと、急いで口元を気にし出す
なんや、ヨダレの心配でもしとるのか(笑)




「あぁ、ヨダレは俺が拭いてやったから安心せぇ」

「ほんとに?!」

「デローッてなぁ・・・俺の腕んとこに垂らしよって・・・」

「嘘だよっ!あたしそんなに垂らした事無いもん!!(///)」

「でもなぁ・・・垂れとったもんはなぁ・・・デローッ・・・」

「もーっ!!恥ずかしいからもう言わないでっ(///)」



単純ゆうか、素直ゆうか・・・本気で顔を真っ赤にしとる。
その顔を両手で覆い、俺に背を向ける。




昨晩から、そのままの姿の俺等。

が、強引に掛け布団を引っ張るから、俺の体だけ外に出てもうて。
・・・寒いやん。



「引っ張んなって・・・」

「ん〜嫌っ!」



と、こっちも引っ張り返すものの、はしっかり自分の体に布団を巻きつけとる。




「ふぅ〜ん・・・。俺が風邪ひいたらお前のせいやからな。
そんでツアー出来んくなったら、お前俺の代わりに賠償金とか払うんやで?」

「え・・・?」



俺が冗談で言ったその言葉に、ちょっと心配そうな顔して振り返る。
いちいち、そんなん本気になんかせんでえぇのに、いつでもコイツは俺の言葉を本気にする。

でも、そんな所がまた、可愛えぇとか思ってみたり。

せやから、もっとからかいたくなる。



「あ〜ほんっま寒気して来よったなぁ。あ〜どないしよ・・・ブルブル・・・さぶっ」

「あ・・・」



力を抜いて振り返ろうとするの姿に、ニヤッとした俺。
すぐさま、を布団ごと引き寄せる。



「っわっっ・・・」

「・・・今本気で心配したやろ?(笑)」

「・・・・・・・・・」

「こんな短時間で風邪なんかひくわけ無いやろ?なぁ?(笑)」

「・・・意地悪」



プクッと膨らませたの頬を、人差し指で突っついてみる。
けど、負けじと頬に力を入れて抵抗する。

単純なくせに、負けず嫌いなんか?(笑)ほんまおもろいな。


の頬で遊ぶ(?)のも飽きて、今度はそのまま抱きしめて、髪に顔を埋め、目を閉じる。
いつものの匂いやなくて、俺と同じシャンプーの香りが漂う。

そんな小さい事に、妙に気心が知れて・・・ほっとする。







「・・・京?」

「ん?」

「お腹空かない?」

「ん〜そうやな」

「今日はまだ時間あるでしょ?あたし・・・なんか作る!」

「え・・・お前料理なんか出来るん?」

「・・・・・・・・・」


「なんで黙るん(笑)」

「でも、頑張って作るから!!」

「でも、って・・・(苦笑)」

「大丈夫大丈夫!!うん、多分・・・」

「ま、期待せんと待っとるわ(苦笑)」

「やだ、期待してて!!(汗)」



そう言っては、ベッドの周りを見回し、一番手前にあった俺のTシャツを手に取った。



「これ・・・借りていい?」

「ん・・・」



それを布団の中に引っ張り込み、中でモソモソと着替える
やがて、スッポリと頭だけ出して・・・少し照れ笑い。



「なんかちょうどいいかも・・・」

「・・・・・・・・・」



・・・別にえぇけどな(死)



「じゃ、台所使わせてね?」

「あぁ、冷蔵庫あんま何も入ってへんで?」

「ん〜・・・そっか。じゃあちょっと買い物して来ようかなぁ・・・」



そしてベッドから起き上がり、自分の鞄の中から財布を取り出す



「あ・・・えぇって。これ持ってけや」

「え?」



俺は、枕元に置いてある自分の財布をに手渡した。



「いいの・・・?」

「お前の不味い料理に出資したる(笑)」

「もうっ!今から不味いって決め付けないでよねっ!!」


「ほれ」

「んん・・・ありがと」


口を膨らませながらも、その財布を受け取り、少し顔を赤らめる。
こんなんで照れる必要も無いやろ?

表情コロコロ変わって、ほんま見てて飽きひん女やな。














で・・・が買い物に行き、その間暇やったから・・・また俺も寝てもうたみたいで。
そのうち・・・鼻をつく香ばしい匂いで、 目が覚めた

アイツ・・・何作ってんのやろ?(汗)


リビングを覗くと、何やらブツブツと独り言を言いながら、湯気の出てる鍋と格闘中のの姿。




「あっ京!!もう起きちゃったの?もうちょっと寝ててよ・・・」

「なんかすんごい匂いするやん。起きてまうって」

「え・・・そんな凄い匂いする?(汗)」

「どうでもえぇけど、火事は起こしたらあかんで?」

「あ、うん。さっき危なかったけど・・・」

「え?」

「ううんっ(汗)こっちの事!!ほらっ、出来たら呼ぶから、もうちょっと寝てて!!」

「ん〜・・・」



ほんま危なっかしいねんなぁ。見とると、こっちがオロオロしてまうわ。

俺の背中を押すの指には、早速絆創膏巻かれとるし。
まぁ俺の為に一生懸命なんやろな。なんて・・・ちょっとニヤけてみたりする。




仕方が無いので、そのまま寝室に戻り・・・一服しながら雑誌をパラパラ。




そのうち・・・






「京〜??出来たよv」

「ん〜やっと出来たん?待ちくたびれたで、ほんま・・・」

「ごめんごめん。さ、来て来て!!」



今度は俺の腕を引っ張る
そして、その指にはまた絆創膏・・・増えとるし(苦笑)

一食作るのに、こんなんやったら・・・三食作らせたら、どないなるん?!っちゅー話やで、ほんま(汗)





で、リビングに連れてかれると、そこには色とりどりのサンドイッチに、味噌汁。
・・・って。おい。どんな組み合わせやねん(苦笑)




「ん?なんで笑ってるの?見た目はマトモでしょ?!」

「そうやな(苦笑)指いっぱい切った甲斐あったみたいやな」

「あっ」



そしてサッとその指を、もう片方の手で隠す。もう遅いっちゅーの(笑)



「で・・・なんでパンに味噌汁なん?コーンスープとかコンソメスープでえぇんちゃうの?」

「えっ駄目・・・だった?(汗)」

「別に駄目やあらへんけど・・・」

「だって日本人は味噌汁でしょ?!」

「せやったら、パンや無くて米にしたらえぇやん」

「え・・・だってサンドイッチ食べたかったんだもん・・・」



なんっか矛盾しとるけど(苦笑)ま、えぇか。

あぁ、あの香ばしい匂いはこれか。コンビーフ・・・。
こんなん食うの久し振りやな。



そして俺がそれを手に取り、口に運ぶ瞬間までじーっと凝視しとる




「・・・そんなじっと見られたら食えへんやん(苦笑)」

「ごっごめん」



パッと視線を逸らしながらも、横目でチラチラと様子を伺う。そんなに自信無いんか?
見た目は、確かにマトモやけど・・・


ん・・・


んっ・・・?!?!




「やっぱ・・・不味い?!(汗)」

「不味いっちゅーか・・・なんか辛いんやけど・・・(汗)」

「あ・・・やっぱり・・・」

「やっぱりって(苦笑)」

「・・・・・・・・・」



横では、ガックリと落ち込む。なんや、そこまで凹まんでもえぇのに。



「あ〜・・・でも別に不味いっちゅー訳でもあらへんで?(汗)」

「ごめん・・・」



なんとか取り繕おうとする俺。それでもまだ顔を上げない



「練習したら上手なるやろ?な?」

「・・・・・・・・・」

「毎日ここでやったらえぇ。な?そうしぃ?」

「ここでって・・・」



あ・・・つい言うてもうたけど。
こんな場面で言うつもりや無かったんやけど・・・いずれ言おうとしてたんやから、ま、えぇか。



「ここで・・・毎日飯作って練習したらえぇやろ?」

「毎日?」

「そうや。毎日・・・ここにおって・・・」



それはつまり、お前もここに住め、っていう意味なんやけど・・・わかってんやろか?(汗)
コイツ鈍いからな(苦笑)



「毎日って・・・京いない日もあるじゃん。あたしだけ勝手に通う訳には・・・」



あ・・・やっぱわかってへん(苦笑)



「あんな?通うんや無くって・・・お前もここに住んだらえぇって・・・な?」

「・・・あたしも、住む??」

「そうや。なんか変なタイミングで言い出してもうたけど・・・(苦笑)でもずっと考えてた事なん」

「・・・・・・・・・」



俺がそう言うと、今度はパッと背を向けて・・・考え込み始めた


なんや。なんなん?なんで・・・すぐ返事せぇへんの?
別に結婚しよ、とか言うてる訳やあるまいし、俺等の関係やったら・・・流れ的にも、もうえぇ頃合やろ??

親がどうこう・・・って考えるくらいやったら、こんな頻繁にうち泊まりに来ぇへんやろし?

なんなん・・・。
泊まるのは良くても、一緒に住むのは嫌とか・・・そんなん有り得へんよな?




「・・・?」

「あ・・・」

「なんか問題でもあるん?」

「もっ問題っていうか・・・その・・・」

「なんなん?こっち向けや」

「・・・・・・・・・」



え・・・なんやこの空気。


俺の予想やったら、コイツがすんなりOKした後・・・
そんで今頃、今度は味噌汁の味が濃いとかそんなん言うて・・・普通に会話しとるっちゅーシナリオやで??

・・・なんで固まっとるん。







「・・・ごめん。あたし・・・帰る」

「へ?」



突然そう言い放ったかと思うと・・・は急いで自分の荷物をまとめ、俺のTシャツを着たまま、
一瞬のうちに家を出てった。


・・・呆然。




って!!なんなん?!今、何が起きたん?俺、なんか変な事言うた?!
別に・・・言うてへんよな?!


・・・ほんま、なんやっちゅーの?!


なんかアイツ、怒ってへんかった?なんでや?全く意味わからんし。
好きやったら一緒に住みたいって思うの・・・普通やろ?なぁ?!

あんだけ俺に一生懸命なとこ見せといて・・・ほんなら今までのは何やったん・・・。


それに今日は1日オフやったから、とどっか出掛けてもえぇかな・・・なんて考えとったのに。

ステージで予想外の事が起きても冷静なくせに、プライベートで思いも寄らない事なんか起きると・・・
なんか、どうしてえぇかわからへん。臨機応変なんて無理や。







あまりにも目算外れ過ぎて、そのサンドイッチを手に持ったまま・・・しばし呆気に取られた。
そして何気なくまた口に運んでから、味噌汁を一口。



「やっぱ・・・予想通りしょっぱいやん(汗)・・・はぁ・・・アイツ何考えてんねやろ・・・」










結局その日は・・・アイツから何の連絡も無く。俺からも連絡せんと・・・1日終わった。

そして、次の日も、そのまた次の日も・・・音沙汰無し。
いつもやったら、1日に1回はメールして来よるのに・・・それも無し。


ていうか、アイツの怒る意味がわからんし。
俺・・・別に謝る必要なんかあらへんやんなぁ??なんなん?ほんま?!












日に日にイライラが積もり、焦りを隠し切れない。

あかん・・・もう限界や。このまんまやったら何も手に付かへん。
寝ても醒めてもアイツの事ばっか考えてまう。



電話・・・してみるか。と、思った矢先。


仕事を終え、携帯を見ると・・・からのメールが入ってる事に気づく。
それを開くと、何事も無かったかのように”今日行ってもいい?”と打たれていた。

こっちも連絡しよ思ってたとこやったし、俺も普通に”待ってる”とだけ返した。










・・・数時間後。

より先に家に着いた俺は、何をするとも無く、リビングでボーッと煙草を吹かしとった。
何言われるんやろか・・・と、ちょっと憂鬱になったりしながら。




やがて鍵の開く音がした。

・・・が合鍵使うて入ってきたんやな。そう思いながら振り返りはせず、ボーッとテレビの方を見る。






「・・・京?」

「ん・・・」


「あ、あのね・・・あの・・・こないだは突然帰っちゃってごめんね?」

「ん・・・」


「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」



少し上ずった口調のは、そう言いつつも・・・傍に寄ってくる訳でも無く。
それから言葉を続ける訳でも無く。

このまんまやったら、埒が明かへん。





俺はそのまま振り返らず、口を開いた。




「で・・・なんなん?なんか話でもあるん?」


「あの・・・ね?サンドイッチ作ってきた・・・」

「・・・は?」



とても予想し得なかったコイツの言葉に思わず振り返ると、は大きな紙袋を抱えて・・・
バツが悪そうにこっちを見とる。

なんでいきなりサンドイッチなん。意味わからんし。
こないだの一緒に住むとか住まへんとか・・・その話しに来たんちゃうの?




「あのね・・・今度は上手く行ったと思うから、食べてくれる?」

「ちょっ・・・」



俺の返事を最後まで聞かず、テーブルの上にそれを広げ始める
そして一つ手に取り、俺に手渡す。

その指には、また絆創膏増えとるし。
なんや・・・この数日、もしかしてずっと練習しとったん?これ作る為に・・・。


で、強制的に握らされたからには・・・早よ食わへんと(汗)



そんで・・・一口。


ん・・・


ん・・・?!




「・・・どう・・・?」

「あ・・・」

「だっ駄目・・・?(汗)」

「・・・・・・・・・」



はは。ほんまに真面目に練習したんやな。こないだと全然ちゃうやん・・・。




「絆創膏・・・」

「え?」

「絆創膏また増やした甲斐あったみたいやな。美味いで」

「ほんと?!」

「ん。嘘ついてもしゃあないし」

「良かった!!!」



俺がそう言うと、やっと笑顔になり横からひっついた。







「なぁ・・・なんでこないだいきなり帰ったん?心配するやん・・・」

「ごめん・・・だって・・・」

「だって、なんなん?」

「京・・・あたしの事、またからかってるんだと思って・・・
だって、ヨダレも垂らすし、料理も出来ない、何もいいとこ無いのに・・・あたしなんかと一緒にって・・・」



・・・おいおい。本気にするとこと、冗談にとるとこ・・・間違うてるで(苦笑)



「あ〜あんなぁ・・・言うとくけど、ヨダレは嘘やで(苦笑)」

「え?」

「ヨダレは嘘やけど、一緒に住みたい言うのは本気や」

「えっ・・・そうなの?」



その”そうなの?”はどっちに掛かっとるん(苦笑)きっとヨダレの方やろな。
アホやなぁ・・・ほんま。



「それになぁ・・・何もえぇとこ無い訳やあらへんで?お前」

「え・・・でも・・・」

「何もえぇとこ無い奴となぁ、一緒に住もうと思うかっちゅーの・・・」

「・・・・・・・・・」


「お前から全く連絡あらへんかったこの数日なぁ・・・めっちゃ心配やったし、
焦りもしたし、もう俺の事どうでもよくなったんや無いかって・・・なぁ・・・」

「ごめん・・・あたし・・・自分の事ばっかで・・・」


「でも俺はな・・・お前のその一生懸命なとこが好きや」

「え・・・?」

「アホみたいに信じやすくって・・・でも肝心なとこは本気にせんと・・・思慮分別に欠けてんねんけどなぁ・・・」

「しりょ・・・?」

「・・・そこ突っ込むとこやあらへんって(苦笑)」



ほんまコイツはなぁ、俺の言葉を一途に受け止めすぎて・・・肝心なとこ見落としとるん。
俺が、お前の事どんだけ思ってるか・・・っちゅーのをな。



「で・・・どうなん?一緒に住んでくれへんの?」

「あっ・・・あの・・・(///)」

「ん?」


「ほんとに・・・あたしなんかで・・・いいの・・・?」

「”なんか”って言うの止めぇ。何を基準にしとるのかわからんけど、そんな自分卑下する事ないやろ?」

「でも・・・」

「俺が、お前がえぇ言うてるんやから・・・もっと自分に自信持て。わかったか?」

「うん・・・」



そしてひっつくの肩を一撫ですると、もっと強くしがみ付いてくる。
それから、しばし固まる






「・・・・・・・・・」

「・・・どないした?」



無理矢理顔を覗き込もうとすると、更にググッと腕に顔を押し付ける。
なんやコイツ・・・泣いとるん?



「ありがと・・・」

「ん・・・もうえぇから顔上げぇ」

「・・・・・・・・・」





?」

「・・・どうしよう」

「ん?」


「・・・Tシャツに鼻水付いちゃった」

「え゛・・・」





・・・ま、えぇけどな(苦笑)


ヨダレ垂らしても、鼻水付けてもえぇから・・・傍におって。離れんといて。ずっと・・・俺の事見とって。
・・・なぁんて。こんなん面と向かってなん、絶対言えへんけど。


この数日・・・やきもきしながらも、確信した事。やっぱり、お前の存在が俺には必要や、ということ。

料理でも何でも、そんな風に一生懸命になるお前の姿に、いつも癒されて、そして何故か安心する。
お前がここにおるだけで、心が落ち着く。

不思議やな。お前のその存在感は、他の誰が真似ようとしても無理や。





「ごめん・・・あたし洗濯するから」

「洗濯の仕方は・・・わかるよな?(汗)」

「もう!!わかるよぉ(笑)そのくらい!!」

「そか、ならえぇんやけど(苦笑)」











そして次の日・・・やはり俺の悪い予感(?)は的中した。
昨日まで白やったはずの俺のTシャツが・・・何故か灰色に染まっとって・・・(汗)



「ごめんね・・・」

「まぁ・・・しゃあないな(苦笑)」


「あたし・・・黒いTシャツと一緒に洗っちゃったみたいで・・・」

「あぁ、次気ぃつけたらえぇやん」



また、ガックリと肩を落として・・・小さく溜息を付く
いつも変に自信過剰やけど、それも素でやってるんやから、怒れるはずも無い。

てゆうか・・・ある程度、予想してた事やし(苦笑)今更驚かへんって。




「ほんとごめんね・・・洗濯までまともに出来なくて・・・;;」

「ん・・・もうえぇって。な?」

「うん・・・ごめん・・・」




ま、一歩一歩・・・ゆっくり歩いてこうや?まだまだ時間はたっぷりあるんやから。
俺等の生活は始まったばっかやん。


とにかく、お前はずっとそこにおったら・・・えぇ。






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〜エピローグ。

「レッテルパラドックス」氷祈 未邑様へ!!お誕生日おめでとうございます!!!
そして、いつもメール等でお世話になってますvv

リクの内容以外の部分が多くなってしまい・・・本当ごめんね(大汗)
しかも本当ヒロインが・・・天然って言うかなんていうか(汗)こんなんでもいいんでしょうか?(死)

どうか、少しでも楽しんで頂けたら幸いです(ドキドキ)
この1年を、どうぞ素敵な年にして下さいね!!そして、これからも宜しくお願いしますv 藍楓。


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藍楓さんから戴いちゃいましたぁ(*´∀`*)
こちらこそいつもメールの相手してもらってありがとうvV
ごめんだなんてとんでもない!リク以上のものだよっ!!
お菓子に重ねた二人の未来が明るいものであることは間違いない!!
ほんとうにありがとう!!!

20050612   未邑拝




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