『HAPPY≠X’mas』 







クリスマスは大好きな人と過ごしたい──



「のに何でだよー…」



今日はクリスマス

街中はクリスマス一色に染まっているのに…

俺らは今レコ真っ只中

クリスマスなんてものは皆無に等しい


「しゃーないやろ、それに一応はパーティーするんやし」


隣に座ってた薫君が俺の頭を撫でながら言った


「むー……」


そーゆー問題じゃ無いんだよ


パーティーっつったって要は飲み会じゃん

それじゃ打ち上げと変わんないし

じゃなくてさ、


「…薫君と、二人で過ごしたいんだよ…」


「…………」

「…………」


何だよこの沈黙はーー!!(恥)


「…どっか空いてるブースあるやろか」

「へっ?」

「トイレでもエエか」


その言葉に嫌な予感がする…寧ろ悪寒(笑)


「何が?!」

「ヤル気んなったわ(ニッコリ)」

「なっ何の!!?(汗)」

「ヤボやな〜」


そう言いながら立ち上がり、俺の腕を引き休憩室を出ようとする薫君


「ちょっ、ねぇ待って!マジで?!」

「俺は何時でも本気やで!」


そんな自慢されても困ります


そうこうしてるうちに

「お、空いてる部屋めっけ」


何で空いてるんだよ!!!!


ウキウキ状態の薫君に何言ったってもう無駄だけどさ(投げやり)

スタジオだから勿論防音設備完璧だし

ご丁寧に擦り硝子だし

今の薫君にはラブホに見えんだろうな(爆)

「さて、と」


はははー今薫君の手によって鍵が締められましたー(棒読み)


「あんなぁー?」

「何ー」

もうどうにでも…


「さっき…敏弥『二人で過ごしたい』言うたやん?あれ…初めてお前から好き言われた時くらいめちゃ嬉しかった」


え─……


何だよ、不意打ちだよ

反則だよこれ



だってすっげぇ嬉しい…



「泣き虫やな敏弥」

「んぅ…っぁ…」

「…俺やって出来ることなら家で敏弥と二人きりで過ごしたかったわ」


顔を真っ赤にした薫君が照れ隠しのように接吻しながらそう言った。


薫君もそう思っててくれてたんだ…

薫君って行事とかそーゆーの気にしなさそうだったのに…

泣き止みたくても涙が止まらない


「かおっ…ぅ〜……」

「はいはい、泣き止めって。そーしんと出来んやろぉ?」

「う〜スケベじじぃ〜」

「泣きながら何言うか!…覚悟しいや?」

「へっ?…アッん…!」


クリスマスだってのにクリスマスらしくないよーなことになっちまったけど

薫君と二人で過ごせれば何でも良いかな…


なんてな。




end

フリー配布にしてみちゃったけど…
何度考えてもクリスマス関係ないなぁ(白目)
とにかく皆さん、Happy Merry X'mas!!

by弥月





クリスマスフリーを掻っ攫ってきましたvV
敏弥といれば仕事場もラブホですか!!(笑)
でもやっぱり薫さん!甘い言葉に私までヤラれましたv
弥月さん、本当にありがとう御座いましたv

未邑拝

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送