もう一回、抱きしめさして。
      頼むから、俺の腕の中でいつもみたいに笑ってや。




















      304号室






















      今は夏で今日は晴れ。
      俺の脳で理解出来る数少ないものの一つ。
      太陽は目が焼けるほど眩しい。
      俺の意思とは関係なく開け放たれたカーテン。
      何日ぶりに空を見たやろか。
      眩しすぎてよう見えん。


      外に出たいとは思わへん。
      せやけど家の中にも居りたいとは思わへん。
      独りでおりたい。
      せやけど独りにはなれへん。
      何も考えたない。
      でも考えてまう。



      「アンタがそんなんでどーすんだよ」


      「・・・」


      「には薫くんしかいねぇんだよ」


      「・・・」


      「好きなんだろ?」


      「・・・」


      「それとも重荷だって思ってんの?」


      「・・・」


      「だったら最悪」



      ベッドに寝転んで。
      何をするわけでもなく寝転んで。
      唯、頭を動かしたくなかった。
      何も考えたない。
      遮断した思考回路に敏弥の声が響く。


      もう放っといてくれればえぇのに。
      それを口に出すのさえも面倒。
      瞬きさえしない目で、どうしようもない闇を見た。



      「から離れてやることがアンタの優しさ?」


      「・・・」


      「が欲しいのはそんなんじゃねぇんだよ!」



      じゃあが欲しがっとるもんって何やねん。
      お前には解るんか?
      俺にはさっぱり解らへんのに。
      ずっと傍に居った俺にさえ解らへんのに。



      「薫くんがいたら、もしかしたらは・・・」


      
      もしかしたら何?
      もしかしたら助かるかもしれへんって?
      多分そんなことあらへんよ。
      だって俺の所為やんか。
      がこんなことになったの、俺の所為やで?
      俺にどないせぇっちゅーんじゃ。
      もう無理やって。


      それにが助けてほしいって言うたんか?
      ほんまには生き続けたいんか?
      どうしてお前にそんなことが解んねん。
      俺にすら解らへんのに。



      「なぁ、頼むよ・・・を、否定すんなよ・・」


      「・・・」


      「逃げんなよ・・・」


      「・・・」


      「逃げんな・・・」





























      

      俺との出逢いはごく最近、約二年前くらい。
      最初は唯の仕事仲間やった。
      年下でしかも女やのに、俺等と対等に渡り合って。
      この仕事が好きやと笑うを好きになるのに、そう時間はかからへんかった。
      お互いに。


      なかなか休みは取れへんから、大したデートは出来ひんかったけど。
      仕事終わったら必ず一緒に帰った。
      そのまま俺の部屋に行ったりの部屋に行ったり。
      時には一緒に曲のアレンジ考えたりして。
      大昔の俺等のビデオ見て爆笑したりしたよな。
      

      手繋いで、キスして、抱き合って。
      その度好きやなぁって思った。
      の全ての表情が可愛く思えた。


      絶対離したないって思った。
      離れるなんてこと、この先あらへんと思っとった。
      なのに・・・












      「あ、見て、薫!あの毛虫、上手に飛んでるねぇ」


      「・・・そ、やな・・・」







      

      
       
     
      
      の様子がオカシなったのは、それから暫くしてのこと。
      俺には見えへんものがには見えるのか。
      それとも俺と同じもん見ながら別のもんに見えるんか。
      もう俺にも解らへん。






      二ヶ月もすれば、は俺等の手には負えへんようになっとった。







      そのまま消毒臭い病院に押し込められて。
      それでもこの状況に疑問を持たへんは、やっぱどっかオカシイんかもしらん。


      医者の話すのよう解らん話。
      妙に印象的やったのは、のことを『病気』だと言うたこと。
      極度のストレスからくる病気やって言うた。
      周りの理解が病気を治す一番の薬やって。
      


      じゃあ教えたってや。
      この状況を理解する方法、教えたってや。
      どうやって理解しろっちゅーねん。
      理解しての世界が正しいって言うたら、は元に戻るんか?
      そんなん逆効果やないんか?
      理解の仕方を教えてくれへんつまらん医者。
      もう、わけ解らん。



      それでも俺は毎日病室へ行った。
      病気になったってであることは変わらんから。
      が変わったわけやない。
      のまんまや。
      

      そう自分に言い聞かせながら、病室のドアを叩く。
      ドアにかかった『304号室』のプレートがやけに黒ずんで見えた。
      そんな晴れた日のこと。



      「、入るで?」


      「あ、薫!いらっしゃ・・・」


      
      俺がドアを開けるとはいつも通り笑顔で迎えてくれた。
      ベッドに座って緑の鋏で紙を切りながら。
      紙を切るんはストレス発散になるっていつか聞いたことがある。
      無意識の行動なんやろか。
      は顔を上げて俺を見ると、突然顔を顰めた。



      「薫・・・傘、差してこなかったの?」


      「え、あ、あぁ。だって・・・」


      「ほら、頭!いっぱいイモムシが付いてる!」


      「・・・イモムシ・・・?」


      「もう、ちゃんとタオルで拭いて!」


      「あ、あぁ・・・すまん・・・」


      「こんなにイモムシ降ってる日にどーして傘差さないかなぁー・・・」



      そう言うとは俺の頭をガシガシとタオルで拭き始めた。
      病室の窓から見た空は真っ青で。
      目が焼けるような太陽が見えた。



      「あー!イルカ連れて来てくれたのー?!」


      「イルカ・・・?」



      は俺の頭にタオルを乗せたまま、ソレに目を向けた。
      寒気がする。


      「可愛ぃ〜!薫、ありがと!」


      「・・・あぁ・・・」


      「あ、でも此処じゃ飼えないかなぁ・・・」


      「なして・・・?」


      「だってこのイルカ、脚が付いてないんだもん」



      これを見て、誰がだって言える?
      俺の持ってきたギターをイルカだと喜んで。
      脚が付いてへんから飼えんって落ち込んで。
      こんなん普通やない。
      俺の知っとるやない。
      なぁ、俺、どうしたらえぇの?


      俺はの手を振り払って急いでその場を離れた。
      背中に当たるの声を投げ捨てて走った。
      こんな見てられへん。
      これ以上壊れてくは見てられへん。
      俺の知らん世界で生きるが恐かった。





      それから一度もに会いには行ってへん。





      がこうなった原因を知ったんはもっと後の話。
      敏弥が涙ぐみながら話してくれた事実。
      敏弥だけじゃあらへん。
      京くんも堕威も心夜も知っとった。
      何や、知らんかったの俺だけなんか。


      原因はよう漫画であるようなイヤガラセ。
      俺と付き合っとることで受けたソレ。
      それは途中から耳を塞ぎたくなるような内容やった。
      コレをイヤガラセって言葉一つで片付けてえぇんか?
      犯罪やろ、確実に。
      人間がやることとは思えへんかった。
      信じたくない事実の数々。
      聞えんふりをしたくて仕方なかった。
     

      俺はなして気付かへんかったんか。
      なして気付いてやれへんかったんか。
      俺には何も解らへん。
      せやけど、もうの傍に居れへんってことだけは解った。


      とても晴れた日の昼。














      


      「な、薫くん。今日、んとこ行かへん?」


      「すまん、今日中に上げたい曲あんねん」


      「でも・・・!」


      「堕威、お前が行ったればえぇやん」


      「・・・薫くん待ってんで?」


      「・・・」


      「こんまんまやったら・・・」


      「悪いけど、はよ出てってくれん?続きやりたいねん」


      「薫くんッ!」


      「ほんまに・・・頼むわ・・・」





      が俺を待っとる。
      そんなん嘘に決まっとる。
      俺の所為で辛い目合って、それでも俺に会いたいわけあらへん。
      それとも今のには、それさえも解らんのやろか。
      お前は俺が憎いやろ?


      これは聞いた話。
      最近の衰弱が激しいらしい。
      分け解らん事叫んで、泣いて、笑って。
      飯も食えんで、点滴で栄養だけ摂取しとる状態。
      もう何ヶ月も前から。
      

      そんな話聞かせれても、どないも出来ひんのに。
      俺の名前呼んどるから言うても、俺に会いたいって言うとんのやない。
      きっと俺が行ったら、思い出させるだけやろ。
      それやったら行かん方がえぇ。


      の為なんや。
      俺が会いに行かへんのはの為。
      会いたいけど会いに行かへん。
      の為に会いに行かへん。
      全てはの為。
      の為。


      残酷な言い訳。




      肉体的にも衰弱が激しい
      もう長くないと言われたんは、そう、昨日の話。
      とても晴れた夜のこと。
































      「は今でも薫くんを待ってんだよ」


      「・・・」


      「薫くんを愛してんだよ・・・」


      「・・・なしてそんなこと解んねん・・・」


      「好きじゃなかったら、名前呼んで泣いたりしねぇよ!」


      「・・・そんなん・・解らへんやん・・・」


      
      重い頭をゆっくり回転させる。
      それでも敏弥の考えはよう解らんかった。
      

      今、俺がに会って何になる?
      の状態が悪なるだけやないん?
      そうや、きっとそうや、そうに違いない。
      せやから俺は会いに行けん。
      


      「なぁ・・・アンタ何考えてんだよ・・・」


      「・・・」


      「何で自分の恋人くらい護ってやれねぇんだよ!」


      「・・・」


      「なんで自分の恋人とちゃんと向き合ってやんねぇんだよ!」


      「・・・」


      「困ったらまただんまり?何とか言えよ!!」



      
      敏弥の言葉全部が痛い。
      全部、見透かされとる気がする。
      俺が間違っとるような気がしてくる。
      



      「なぁ・・・アンタ誰だよ・・・」


      「・・・は・・・?」


      「俺の知ってる薫くんはこんなんじゃねぇよ」


      「・・・」


      「アンタ誰だよ・・・薫くん返せよ!!」


      「・・・敏弥・・・」



      ベッドに寝転がった俺に跨って、敏弥は俺の胸を叩いた。
      薫くんを返せって何度も何度も何度も何度も。
      痛いくらい敏弥の声が響く。
      部屋に、身体に、頭に、記憶に、胸に、俺に。


      気付けば俺の目からは涙が零れて。
      叩かれた胸が痛くて、痛くて。
      敏弥の声が痛くて、痛くて。
      俺はそれを隠すこともなく、唯、外を見つめた。


      なしてこんな晴れとんのやろ。
      イモムシでも降ってくれれば、こんなことにはならんかったのに。
      ギターがイルカやったら良かったのに。
      イルカに脚が生えとったら、間違わんですんだのに。
      


      なぁ、間違っとったんは、俺の方なんやろか。



      「・・・敏弥・・・」


      「薫・・くん・・・?」


      「・・・ごめん、な・・・」


      「どういう意・・・」


      「俺、間違っとったんか・・?」


      「薫くん・・・」


      「オカシかったんは、俺の方なんか?」


      「薫くん・・・が、好き?」


      「・・・」


      「逃げんなよ。ちゃんと答えて」


      「・・・好きや・・・」


      「本当に?嘘じゃない?」


      「・・嘘やない・・」


      「だったらさ、今度こそ、ちゃんと抱きしめてあげて?」


      「・・・でも・・・」


      「でもじゃねぇよ。これ以上を待たせんなって」


      「敏弥」


      「・・・ん?」


      「ありがとな」


      「遅ぇよ」





      改めて言うのはめっちゃ恥いねんけど。
      敏弥が背中押してくれへんかったら、こんな気持ちにはなれへんかった。


      そら、恐ないって言うたら嘘になる。
      ほんまにが俺のことを好きでおってくれとんのか解らへんし。
      会ってなかったこの数ヶ月で変化したを受け止められるんかって。
      また、あんなことになったら・・・


      「薫くん」


      「え、あ、何?」


      「あんま余計なこと考えんなよ」



      「・・・サンキュ」





      俺は上着だけ着替えて、家を出た。
      勿論、のおる病院に向かって。






























      数ヶ月ぶりに見るの病室。
      この部屋の主は、俺を見てどういう反応をするやろか。
      一度は背を向けた俺を、もう一度見てくれるんやろか。
      差し伸べられた手を振り解いた俺を許してくれるやろか。
      

      謝って許されることやないとは思う。
      せやけど俺に出来ることなんてそんなに多くはなくて。
      もう一度、抱きしめてもえぇやろか。
      もう一度、一緒に頑張ってみてもえぇやろか。
      理解するっちゅうのは今でもよう解らんのやけど。
      それでもの傍で、の世界も認めてやりたいねん。



      病室のドアをノックしようとして途惑う。
      静か過ぎる病室。
      やっぱ敏弥が上がって来るの待っとこか。
      いや、ガキじゃないねんから一人で入れや。


      俺は深く深呼吸して病室のドアに手をかけた。








      その時、俺は気付かへんかった。










      「・・・入・・・」


      「か、薫くん!待って!入らないで!!」



      追いかけてきた敏弥の声なんて耳に入らへんかった。
      目の前の光景があまりにも真っ白すぎて。


      その時、俺は気付かへんかった。


































      伏せられた「304号室」のプレートの意味に。


































      に会ったら最初に何しよか。
      先ずはちゃんと目を見てごめんなって謝って。
      ずっと見舞い来んでごめんなって頭撫でて。
      多分は泣くやろな。
      だってめっちゃ涙脆いから。
      

      それからの話いっぱい聞いたって。
      昨日見たものとか、思ったこととか、感じたこととか。
      他愛もない話で笑おう。
      バンドの話とか、メンバーの話とかして。
      くだらんことで力一杯笑おうや。

      
      飯の時間になったらちゃんと俺が食わしてやって。
      元気になるように。
      の好きなアイスも買ってきてな。
      昔みたいにバニラとチョコ買って半分こにしようや。
      ストロベリーも食いたいって言うてまた買いに行くねんな、毎回。


      
      なぁ、
      俺、もう逃げへんよ、絶対に。
      恐ないって言うたら嘘になるかもしらん。
      不安がないって言うたら嘘になるかもしらん。
      

      でも、今度は逃げへんよ。
      もうを独りにしたりせぇへんから。
      愛してんで。
      これは嘘やないから。
      嘘やないから。



      もう一回笑ってみして?
      もう一回抱きしめさして?


































      なぁ、・・・・


































      「薫くん・・・」



      ドアを開けるとベッドに真っ白なが横たわっとった。
      ベッドの横で泣きじゃくる京くん。
      それを宥めるように静かに涙を流す心夜。
      通話中の携帯を握りしめたまんま驚いたように俺を見る堕威。
      後ろにおる敏弥の携帯から京くんの鳴き声が聞える。



      「あ、あの・・・薫くん・・・」


      「・・・何、なん・・・これ・・・」


      「・・・ほんの数十分前に・・・」


      「・・・嘘やろ・・・」


      「薫くん・・・」


      「嘘って言えや!!」



      皆して俺を騙しとるんやろ。
      俺が一人で焦るん見て笑っとるんやろ。
      こんなタチ悪い冗談赦せるほど、人間出来てないで?
      皆迫真の演技やけど、騙されへんで。
      しょーもないことしとらんと、はよ起きぃや、



      目を閉じたの頬をペチペチ叩いてみる。
      久しぶりに見たは異様に痩せとって。
      久しぶりに触ったは異様に冷たかった。
      何度叩いても目ぇ開けへんし。
      どんだけ肩揺さぶっても起きひんし。
      なぁ、いい加減にしろや。



      「、俺やで?薫や。解るか?」


      「・・・薫くん・・・」


      「はよ起きてや。もう昼過ぎやで?」


      「・・・」


      「なぁ、起きてや・・・起きぃや!!」



      どんだけ激しく肩を揺さぶっても力無く揺れる身体。
      どんだけ胸を叩いても動かへん心臓。
      もっと抵抗してみせぇや。
      痛いって怒って俺の手を振り払ってや。
      なぁ、



      「薫くん!落ち着けって!」


      「嘘やろ?!ッ・・・!!嘘やぁ!!」


      「か、薫くんッ!」


      「ッ!!誰かを・・・ッ!!!!」


      「堕威くん!薫くん、そっち押さえて!」

   
      「嫌や、!謝るから・・・俺を、俺を独りにせんといて!!」


      
      最初にを独りにしたのは俺なのに。
      どれだけ都合がえぇこと抜かしとんのやろか。
      こんなことになるなんて思ってもなかってん。
      そんな言葉で全てが片付くなら誰も泣いてへんのに。
       

      これは俺がから逃げた罰?
      を受け止めてやれんかった俺の所為?
      それやったら何で俺は生きとんねん。
      の所為やないのに、何でがこんなことになんねん。
      なぁ、誰か答えてや。



      「嫌やぁ・・・・・・ッ!!」


      「薫くん・・・!」


      「返してや!!・・ッ!!」


      
      信じへん。
      信じへん。 
      信じへん。
      信じへん言うとるやろ、しつこいわ。



      「薫くん、あかんって・・・っ!」


      「ッ!頼むからを・・・!!」



      こんなん信じへん。
      絶対に信じへんからな。
      信じへん。
      信じへん。
      信じへん。
      絶対に信じたらんから。



      「・・・ごめんな、・・ッ!!」


      「・・・」


      「ごめんな・・・ごめんな、・・・!!」



      はよ怒った顔見せてや。
      何で見舞い来んかったんかって怒ってや。
      そして俺の顔みて苦笑いするやん、いつも。
      今回だけやって笑ってくれるやん。


      もう一回笑ってや。
      あの頃みたいに笑ってみせて。
      手ぇ繋いで、キスしようや。
      もう一回、抱きしめさして。
      頼むから、俺の腕の中でいつもみたいに笑ってや。
      頼むから。





























      「・・ッ!!!」





























      なしてこんな晴れとんのやろ。
      イモムシでも降ってくれれば、こんなことにはならんかったのに。
      ギターがイルカやったら良かったのに。
      イルカに脚が生えとったら、間違わんですんだのに。
      間違わんですんだはずなのに。
















































      「薫くん、入るよ?」


      「おぉ、敏弥!お前今日仕事・・・」


      「ん?」


      「お前・・・傘差して来んかったんか?」


      「え、うん?だって今日すっげぇ暑・・・」


      「何言うとんねん。こんなイモムシ降っとんのになして傘差さんのや・・・」


      「・・・あ、うん、ごめん・・傘事務所に忘れちゃって・・・」


      「もぅ・・・しゃーない奴っちゃなぁ。ほれ、タオル」


      「あ、ありがと。あのさ、薫くん・・・コレ・・・」


      「おぉー!敏弥、イルカ連れて来てくれたん?!」


      「・・・イルカ・・・?」


      「あーでも残念やわ・・・此処じゃ飼えへんわ、可愛いねんけど」


      「・・・なんで?」


      「だってこのイルカ、脚付いてへんやん」









      本日は曇り後イモムシ。
      脚のないイルカ日和。
      風に揺れるのは『304号室』の煤けたプレート。





























    




      BE HAPPY・・・?


      ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

      結構なキチガイ具合のような気がしてなりません。
      そして今回も恐ろしく長くなっちゃいました:
      夢じゃないですね、こんなの。さん出て来なさすぎた・・・。
      最後は薫さんも気違って彼女と同じ304号室にいる、ってオチで。


      少しでもお気に召しましたら感想下さると嬉しいです★



      20040701  未邑拝
      


      
      


      
      



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